システム開発業務の効率化に役立つExcelVBA

システム開発業務の効率化に役立つExcelVBA

私は長年アプリケーションシステムの開発に携わってきましたが、その成果物ドキュメント間の整合性を保つこと毎回悩まされてきました。システムの規模が大きくなればなるほど、ドキュメントの数が多くなり、どこかに変更が入ると、その関連する他のドキュメントも数多く修正しなければなりません。

しかし必ずと言っていいほど修正漏れが起こり、ドキュメント間が不整合になったまま放置されるという事態になります。そしてその誤りが発見されるのは大抵、何年も経ってからシステム変更が必要になったときで、何が正しいか調査するために余分な工数がかかることがよく起きます。

原因は人間が手作業でチェックすることで、誤りを完全に潰すことは不可能と言えます。代表的なドキュメントには新業務フローというものがあり、大抵はExcelの図形で作成されます。このドキュメントは、システムの開発範囲をユーザと確認するためのもので、極めて重要なものです。

新業務フローに描かれているシステム機能が開発対象になり、そこから機能一覧を作成して開発規模を見積ります。そのため、新業務フローと機能一覧は完全に整合している必要があります。ところが変更が多かったり、似たような機能名があったりすると、不整合のまま見過ごされてしまうことがあるのです。

この場合の整合性チェックは、各図形内のテキストと機能一覧のセルのテキストとのチェックになるので、機械的には無理で、目視せざるを得ません。そこで機械的にチェックできる方法を考え、調査してみました。するとExcelVBAで図形のテキストを取り出せることがわかり、新業務フローから機能一覧を作成するツールを作ってみることにしました。

ExcelVBAでの新規ツールの開発は私自身初めてでしたが、経験のあるc言語やJavaと共通する点も多く、2週間程度で何とか仕上げることができました。今回はスケジュールの関係で、たまたま時間が取れたことで、実際に役立つツールを作り上げることができましたが、これは非常に幸運なことでした。

また、ExcelVBAによる本格的なツール開発をやり遂げたことで、私自身、大きな自信にもなりました。これをきっかけにして、今後はこのスキルを使って業務の効率化に貢献していきたいと考えています。

夏子

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